どうして「国防省」に

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□■ 平和の声 通信  NO323    2007年1月21日       
■□ 本日の話題  ⇒ 国防   
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防衛省式典2I N D E X
★★【格物致知】 どうして「国防省」にしなかった
年頭の辞 あけましておめでとうございます(防衛ホーム新聞)
『防衛省』発進を祝う(防衛ホーム新聞)
【正論】森本敏 日・米・豪の国際平和協力協定を

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防衛省式典【格物致知】 どうして「国防省」にしなかった

自衛隊ニュース1月15日号を読んで、改めて今年は自衛隊の躍動の年であり、国民も今後の海外派兵での取り組みにより一層の期待、関心を抱いていることが理解できた。それで、発足から10日以上経ち、今度はつくづく諦めの感慨無量に浸ることに相成った。また、どうして「国防省」にしなかったのかという国民の声が多いこともそれに拍車を掛けることになった。
15日号のニュースは、先ずは久間章生防衛大臣、年頭の辞「あけましておめでとうございます」から始まる。「自衛隊の飛躍の年に」を読み一瞬、感服の至りに浸ったのは私だけではなかったであろう。そして、大前繁雄防衛大臣政務官の「自らの任務に誇りと気概もて」と激励され、さらに、北川イッセイ防衛大臣政務官から「私はかねがね日本にとって重要な課題(テーマ)は、日本人の「品格」を取り戻すことだと考えてまいりました。いわゆる金儲け至上主義・学歴偏重・あらゆる差別や人格蔑視の悪習などから脱皮して自然と他人を愛し、命の大切さ・働く事の尊さを知り、平和のために貢献できる、まさしく必要なことは「品格の変革」ではないかと。」の精励恪勤の辞を述べられたら、隊員、その家族に限らず、総じて日本人なら納得する祝辞だとふと観念するだろう。ご立派の一語に尽きる。
 なるほど「どうして国防省にしなかった」という国民感情が鮮明に何を意味しているのかを理解できるようになった。
 
 そして、16日の朝日新聞で日本文壇の賞を総嘗めして昨年、文化功労者に選ばれた丸谷才一氏のコラムを読んだ時の文言を思い出した。半世紀以上に及ぶ長期政権を担っている自民党に対して、国民は「現代日本人は率直に実利をよしとしたので、これは健全な判断だったと思う。」というものである。これも説得力ある発言である。さらに、国民は戦後の実利主義をよしとしているのに、今の自民党は何かと言えば戦前回帰を力説する、理解できないと揶揄している。
 又、19日の産経新聞「正論」に森本敏氏が「強い意志を持ち防衛力強化を主導せよ」と今後の防衛省の課題を箴言している。冒頭に「防衛庁が今般、防衛省になったことは欣快に堪えない。もっとも何故、国防省にならなかったのかと思うと残念だが、ものには順序があるのだろう。」と感無量を吐露している。私とは、ことごとく見解の相違がある森本氏ではあるが、安全保障において日本の国益最優先主義は誰にも劣らぬ論客であり、その論に説得力がある。従って、国防省への思いは極めて現実的な観念だと考える。
 今後、その個人の多様な倫理判断基準によって、言葉の実態が改変され、実現されていく現実が周辺社会として定着するうちに、今後、私達は極めて少数派としての発言でしかなくなるであろう。
 
 日本の防衛省は国防省と同じ権限、任務にあって国際平和協力とは、米国の進める破壊の人権干渉主義、破壊の米国流民主植民地主義に他ならない。そして、日本は米国亜流主義を烙印し決定的なものになった。

 戦後62年目にして日本は、平和的な国家であり続けようとする意思を封じ込め、国際平和協力という目眩ましで、正義の戦争を吹聴する米国との共同戦略を続けることに、今後さらに全力を傾注する決意表明をよしとした。
 情けない、その一語に尽きる。


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